大島小学校

大島小学校

2011年9月1日木曜日

校長室から 9月号

元気に2学期がスタートしました
校長 小原美弥子

9月に入りました。
暑い夏を乗り切った児童達の元気な声が校舎内に響き,学校中が活力に溢れています。始業式には笑顔いっぱいの児童が揃い,うれしいスタートとなりました。

2学期は,体育大会を始め,大飯郡小学校連合体育大会や地引き網体験,音楽会に校内マラソン大会と多くの行事が予定されています。
それらの行事を通してどのような力を身につけさせるのか「ねらい」をしっかりもって,取り組んでいきたいと思います。
また,児童が「学校が楽しい」「明日も学校へ行きたい」と感じてくれる学校にするため,教育活動の中心である授業の一層の充実を図り、一人一人の児童が確かな学力を身につけるよう,教職員一同,力を合わせて頑張ります。保護者・地域の皆様のさらなるご理解と御協力をよろしくお願いします。

さて,1学期末には学校評価アンケートに御協力くださりありがとうございました。結果をまとめたものにつきましては後日お知らせいたしますが,その中で今年度の学校の重点取り組みの一つである「読書活動の充実」に課題が見られました。

ご存じのとおり,読書を続けると,語彙が豊かになるだけでなく,自分とは違った生き方や,考え方を知ることにより,視野を広げることができます。
また,基礎学力の向上を促し,創造力を豊かにするためにも読書は大切です。昨年の南アフリカワールドカップでキャプテンを務めた長谷部誠さんは,著書『心を整える』で「読書は自分の考えを進化させてくれる。負けたあとなら,乱れた気持ちを整えてくれる。勝ったあとは,浮ついた気持ちを抑制してくれる。」と述べています。そして,「言葉のセンスを磨くうえでも読書は大事だ。」と。

大島小学校では,毎日朝読書に取り組んでいます。読み聞かせボランティアの方にもお世話になり,読書活動に力を入れています。
しかしながら,アンケート結果から,児童の23%,保護者の40%,職員の17%が,「朝読書・家庭読書の取り組みが不十分である」と感じていることが分かりました。学年が上がるほど,何かと忙しく,じっくり本を読む時間がとれないようです。児童達が「読書が楽しい」と思えるように,学校でもさらなる工夫をしていきたいと思っています。
 
 暑い夏が去り,これからは読書に最適な秋が訪れます。御家庭でも,ときにはテレビを消して,ゲームをやめて,家族みんなで読書に親しんでみてはどうでしょうか。学校での『朝の10分間読書』の習慣を家庭に広げ『うちどく(家庭読書)』に取り組みませんか。
 読書を通した家族の会話も広がることと思います。