大島小学校

大島小学校

2011年8月24日水曜日

平成23年度 手こぎ舟通し合い

 


 8月24日(金),毎年恒例の丸木舟の通し合いが行われました。

 子どもたちは,学年ごとに丸木舟に乗せてもらったり,伝馬船のレースに参加したりしました。
 櫓の使い方の難しさ,舟の上での不安定な感覚,潮風の爽やかさなどを体感することができました。

 舟を漕ぐのは3年生の子どもたちにとっては初めての体験でしたが,舟の上にしっかりと立ち最後まで漕いでいました。
 6年生の子どもたちにとってはもう4回目の体験で,堂々たる漕ぎっぷりでした。

 最後の大人の方によるレースでは,見事な櫓さばきを見せていただきました。あまりのすばらしさに子どもたちも,大きな歓声を上げていました。

また,今年は,大学の先生の丸木舟についてのお話,神戸大学の学生や水産高等学校の生徒参加もあり,この行事をより華やかにしてくれました。

社会や生活様式の変化に伴い,地域の伝統に触れるこのような機会が少なくなってきています。
子どもたちの豊かな人間性を育てるためには,まず自尊心や自信をもつことが大切だと言われています。
「自分の地域は素晴らしい」
「ここに生まれてきてよかった」
という気持ちを一人一人の子どもたちにもってほしいと思います。
そのためには,地域の素晴らしい伝統を子どもたちに体験させ,次世代へ受け継いでいくこのような行事は大変意義のあるものだと感じます。

本校では,総合的な学習の時間を中心に「ふるさと学習」に取り組んでいます。「ふるさと学習」を通して,地域の素晴らしさに気付き,その地域で育った自分自身に誇りをもつ心を育てていきたいです。