「三つ子の魂百まで」
「三つ子」というのは三歳ということです。「魂」とは「私たちを動かしてくれるもの」です。言い換えれば,私たちの性質や性格のこと,または,いざという時に私たちに元気を与えてくれて前に突き動かしてくれる心の奥底のことです。「百」というのは百歳ということです。
「三つ子の魂百まで」とは,三歳までに経験したり勉強したりすることは,年をとるまで身についているという意味です。言い換えると,小さい時に学んだこと(勉強する習慣や友達と仲良くすること,家の人のお手伝いをすること等)は,年をとっても身についている,ということです。
皆さん,校長先生と約束した1学期の四つの約束を覚えていますか。「あいさつ」・「なかよく」・「自分でする」・「宿題を必ず出す」の四つでしたね。
小学生の時にこれら四つの約束がきちんと守れるようになると,中学生になっても,大きくなって会社につとめるようになっても,苦しいことにも負けず,友達や会社の人たちと,「挨拶し合ったり」・「仲良くし合ったり」・「自分の勉強や仕事は,苦しくとも自分でやったり」・「提出しなくてはいけないものは,締め切りを必ず守って出すこと」ができるようになるのです。
君たちが大島小学校で学んでいる間に,これら四つの約束を必ず守れるようになると,弱い自分に負けずに努力し続けることのできる中学生や大人になることができるのです。
今日はことわざ「三つ子の魂百まで」についてお話ししました。四つの約束が守れる大島小学校の児童になってほしい気持ちでいっぱいです。