[人権週間 校長講話]
今日は,私たちが人間として生まれてきたわけについてお話しします。
稲盛和夫さんという大きな会社を二つも立ち上げた社長さんはこう言っておられます。
「私たち人間は,たまたま生まれてきたわけではなく,何かしなければならないことがあって生まれてきた。」とおっしゃっておられます。
例えば,私は中学生の時から都会に出て外国の会社と商売をしたいと思っていました。しかし,大学を卒業する時,亡くなった父親から家に帰ってきて先生の仕事をしてくれと頼まれて先生になりました。今,おおい町に帰ってきて先生の仕事をしています。よくよく考えると「大島小学校に来て44名の児童の皆さんを守るために生まれてきた」と思います。
だから,私は,君たちを守るために毎日一生懸命生きています。毎日一生懸命働いています。校長として,毎日一生懸命働くことによって,44名のみんなが大島小学校で元気に明るく過ごすことができるのだと信じて生きています。ですから,1年365日,一日も無駄にしてはいけないと頑張っています。
このことは,皆さんにも当てはまります。例えば,6年生の〇〇さんなら,〇〇家に〇〇として生まれた理由が必ずあるのです。それを探してください。そして,家族のために,友達のために,世の中のために一生懸命働く人間になってほしいと思います。
1時間の授業も家や学校で過ごす時間も無駄にすることなく生きていってほしいです。このことは,他の43名の皆さんにも言えます。「自分には,しなければいけないことがあるから,神様が人間として大島に日本に地球に送ってくれた」ことを忘れず,毎日,一生懸命努力していってください。
これでお話を終えます。