校長室から １月号

　　　　　　　　　　新年明けましておめでとうございます　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皆様には，健やかに新しい年を迎えられたこととお喜び申し上げます。 昨年中は，本校の教育活動推進に多大な御理解と御協力を賜り，誠にありがとうございました。本年も教職員一丸となって精一杯取り組んでまいります。何とぞよろしくお願い申し上げます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大島小学校教職員一同 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２５年度の締めくくりである３学期が，本日よりスタートしました。朝，久しぶりに元気に登校してきた児童の姿を見て，大変うれしく明るい気持ちになり，「今年もがんばるぞ」というエネルギーをもらいました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　始業式で次のような話をしました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～　新しい年のスタートに当たって「覚悟はいかに　初心忘るべからず」ということ ばを贈りたいと思います。昔から「事の始めは覚悟を決めることにある」といわれ てきました。何かやろうとすれば，覚悟を決める，決心をすることから始めるわけ です。心を決めないことには何もできないものです。「初心忘るべからず」というのは，少しむずかしいかもしれませんが，６００年ほど前の世阿弥という能役者が言ったことばです。勉強をやるにしても，運動や音楽・絵画などの芸術をやるにしても，何をやるにしても，ものごとはちょっと慣れてくると，すぐ人間はマンネリズム，あきてしまうというのです。惰性に流されてしまうというのです。わかりやすくいうと，なまけるようになるというのです。これではダメだ。情熱のこもった，あの初めの頃のスタート，出だしの気持ちにかえって，またがんばり出すことが大事だというのです。 この世阿弥という人は，大変芸にきびしい人でしたから，「能は若いときより習いはじめて，年取って一生きわめ続けることが大切だ」とまで言っているのです。 新しい年の出発ですから，覚悟を決めてもらいたいのです。今年はこれでいくぞ，と決心を固めてもらいたいのです。この覚悟を忘れないで，がんばっていってもらいたいと思います。　 ３学期は，４月の最初の「今日から勉強も運動もがんばるぞ」という初心を思い出して，毎日の授業を一生懸命がんばってほしいと思います。 そして，あと３ヶ月で卒業する６年生は，中学校に自信と希望を持って進学できる力をつけるようラストスパートしてほしい。１年生から５年生もそんな６年生の姿をまねしていいところを学んでほしい。と思っています。　～ 　　　　　今年も，児童が健康で安全に学校生活をがんばってくれることを願っています。