全校朝礼校長講話
「心のコップの水」
児童の皆さんの心には,友だちやお家の人への気持ちを入れるコップがあります。
この「気持ちのコップ」,つまり「心のコップ」の水を自分から入れ替えないと,古くて汚い水でいっぱいになります。そんな汚い水の「心のコップ」のままでいたくありませんよね。
どうすればいいのでしょう。
校長先生は,友だちや家族について昔から持っている気持ちでいっぱいになった「心のコップ」の汚い水を自分の力で捨てて,新しくてきれいな水を「心のコップ」に入れなくてはいけない,と思います。友だちや家族を新しい気持ちで思わなくてはいけないのです。
ところで,「友だちや家族を新しい気持ちで思う」ことは,「友だちや家族を大切にする」ことと同じです。
最近,時々,校長先生は,下の学年が上の学年の友だちを大切にしなかったり,上の学年が下の学年を大切にしなかったりする場面を見かけます。あだ名で呼んだり,仲間に対してしてはいけないことをしたりするところを見てしまったのです。そんな時,大島認定子ども園で入れてしまったり,大島小学校に入学してから入れてしまったりした,「汚い気持ちのコップの水」つまり「汚い心のコップの水」をそのままにしているのだなと感じ,とても悲しくなってしまいます。
どうか,下の学年や上の学年の友だち,仲間の良いところをたくさん探し,お互いに褒め合ったり,「フアフア言葉」を言い合ったり,仲良く遊んだりして,皆さん一人一人の「気持ちのコップ」,「心のコップ」の水を入れ替え,新しくてきれいな水でいっぱいにしていってください。そして,たった44名の児童しかいない,「家族」のような大島小学校を,「チクチク言葉」やいじめのない学校にしていきましょう。今,校長先生はそんな思いでいっぱいです。