大島小学校
2014年7月1日火曜日
健康な体に 健康な心が(7月学校だより)
校 長 細川 幸夫
7月に入り,夏休みが目の前に迫ってきました。1学期3か月間の児童の学校生活を振り返ってみますと,いつも明るく元気に過ごせたこと,授業中今までより集中して活発に取り組めたこと,登校時,下校時のあいさつがよくなったこと,お客さんや地域の人にもあいさつができたこと,掃除を真剣にねばり強くするようになったこと,学年や男女を超えて遊んでいること,自転車に乗るときヘルメットをかぶるようになったこと,夢を持てたこと……いっぱい,いっぱいありますが,日々の児童たちのがんばりに拍手を送りたいと思います。もちろん課題がないわけではありません。がんばりきれなかったこともあったと思いますし,もめ事もあったと思います。学校は集団生活を送っているわけですから,そのようなことは当然起こってしまいます。大切なことは,そのようなときに自分でまたみんなでどのように解決していこうとしてきたかということです。こういったことにどう向き合うかによって心の成長が違ってきます。自分自身の心の成長のためにも,自分が身を置く集団の成長のためにも,1学期のしめくくりをしっかりとがんばってほしいと思います。
ところで,6月6日(金)に行われた郡の球技大会では,5,6年生が卓球種目に出場しました。4月から練習してきた成果を,また練習以上の力を発揮して,9人もの児童が決勝トーナメントに進出し,2位,3位になった人がいました。でもそれ以上にうれしかったことは,全員が学校でもあまり見せたことのないねばり強さを発揮したことや悔しさを次のプレーにつなげていたことです。“大島っ子魂”を見せてくれました。そして卓球が好きになった人が増えて,今も何人かの児童が休み時間などで楽しんでいます。5,6年生だけではありません。最近では,全校児童が,業間や昼休み,下校までの少しの時間に一所懸命遊んでいます。鬼ごっごをしている人,サッカーをしている人,ジャングルジムで遊んでいる人,ハンドベースボール,バスケットボール,バレーボールをしている人,保健室で先生たちと話している人,校長室で数字あてゲーム,オセロ,チェスや将棋等をしている人,季節にあった作品をつくっている人等みんな楽しそうです。先生たちと一緒に遊ぶことも増えてきています。授業への切り替えもしっかりしてきました。とてもうれしいことです。
4月の学校だよりに,「早寝,早起き,朝ごはん」……よく遊び,よく学ぶことができる,といったことを書きましたが,早寝,早起きが体や心の健康によいことは科学的にも証明されています。早起きが習慣化すれば正しい生活リズムが作れ,学力の向上にも結びついていきます。
早寝 = 成長ホルモンの分泌が多い午前0時前後の熟睡が大切です。そのためには,午後 9時~10時頃に寝ることが必要です。
早起き = 朝日を浴びると,体内時計がリセットされて,脳が目覚めます。
朝ごはん= 朝ごはんのエネルギーで体温が上がり,脳と体を活発にします。
3つの中で,特に改善が難しいのが「早寝」だそうです。生活が乱れがちな夏休み。よいリズムでスタートするためには,夏休みに入る前から「早寝」「早起き」「朝ごはん」の習慣を作っておくことが大切です。どうか,各御家庭でチャレンジさせてください。