大島小学校
2013年12月2日月曜日
校長室から 12月号
思いやりの心を持って
校 長 細川 幸夫
師走に入りました。平成25年も残すところあと1ヶ月となりました。12月は2学期のまとめをする大切な時期です。学習面,生活面により一層の努力をしてくれることを期待しております。私たち教職員もできる限りの指導・支援をしていきたいと思っております。御家庭でも励ましの言葉をお願いいたします。
11月14日に行われた大飯郡小中連合音楽会では,3年生から6年生の40名が出場して,「いただきます」と「どんなときも」の2曲を大変きれいな歌声で合唱しました。たくさんの保護者の皆さんに鑑賞していただき,誠にありがとうございました。
今年は町民文化祭の出場依頼もあり,そこでの経験も活かされており,堂々とした歌いっぷりでした。発表が終わった児童たちからは,満足感が溢れていました。合唱は1人ではできません。この2ヶ月余り,合唱を通して友達の声に自分の声を重ね合わせて美しいハーモニーを奏でることで一体感が生まれるという素晴らしい経験をしました。この経験は学校生活にも活かされるものと思っています。
さて,12月4日から10日までは「人権週間」です。本校では12月2日から人権に関する取り組みを始めました。2日の朝礼では,次のような話をしました。
人権とは,~人に迷惑をかけない範囲で自分が大切にされること,そして自分 と同じように他の人も大切にされること~だと考えて下さい。自分や相手の人権を守るためには,思いやりの心を持って行動することが大切だと思います。
例えば,学級でこんな姿を見かけことはありませんか?
・一人ぼっちで寂しそうにしている友達がいる。
・“からかい”や“陰口”をよく言われている友達がいる。
このような時,あなたや学級の友達はどのようにしてきましたか?
このような友達に気がついたら,その人がどんな気持ちでいるか,ちょっと思いやって下さい。そして,そのような友達には勇気を出して,『なにか働きかけ』ができたら素晴らしいですね。どのような働きかけをするのがよいか,には正解はないと思います。相手の立場や気持ちを思いやった結果に基づく行動であればよいと思います。
大島小学校の児童の心の中には,そんな思いやりの気持ちがいっぱいあります。その気持ちを行動で表してくれることを願っています。