おおい町は,福井県南西部に位置し,若狭湾国定公園に面した人口約9,000人の町です。2006年3月3日に遠敷郡名田庄村と大飯郡大飯町が合併し誕生しました。町域の90%を占める山林と,美しいリアス式の眺望が得られる海を中心とする豊かな自然に囲まれた町です。
町内には4小学校と2中学校があり,大島小学校は旧大飯町エリアに位置し,町の北部に突き出た大島半島の先端部寄りにあります。本校校区は,町の中心部から約8㎞離れた,人口770人,世帯数279(H21.10.31現在)の漁村地域で,県道赤礁崎公園線で結ばれています。半島の外海(若狭湾)側の多くが急峻な海岸線で険しい岩場が続いており,内海(小浜湾)に面した海岸部に集落が連なっています。半島のどの集落からも波静かで美しい小浜湾が臨める恵まれた環境にあります。昭和49年の青戸大橋の完成までは,半島に通じる道路がなく「陸の孤島」と呼ばれ,日に3度の定期連絡船によって半島外と結ばれる静かな地域でした。
大島地区には原子力発電所が立地されています。現在,西日本最大の電力供給基地としての役割を担い,関西エリアの約1/4の電力をまかなっています。原子力発電所の立地に伴い青戸大橋や半島内の道路が整備されると,車の往来が盛んになり,関西や中京方面からの釣り客や海水浴客が増えてきました。時代の流れに合わせそれらの客や発電所の定期検査等に関わる業者を相手にした民宿業も盛んになりました。現在は,観光客のニーズに応じたオートキャンプ場や海釣り公園等,海に関わる施設が整備されています。また,歴史が古く多くの文化財が点在しており,6体の仏像が重要文化財として国の指定を受けています。
こんな魅力一杯の大島地区は一度は訪れてみたい所と言えます。